天然素材・ハーブの歴史
古代の天然ハーブ
天然の素材であるハーブの歴史はとても古く、キリスト教発祥以前からヨーロッパでは使われていたようです。天然ハーブはキリスト教以前のヨーロッパの宗教とのつながりが強いと言われています。古代エジプトでも天然のハーブはさまざまな香料として、宗教的儀式、日常生活、ミイラの3つにおいて用いられました。古代ギリシアには天然の香料の製造方法、特性、使用法などの知識や風習がエジプトから伝えられたと言われています。ギリシア文化の影響を強くうけた古代ローマにも天然ハーブは伝えられ、多くの人々がその天然の香りを楽しみました。
中世ヨーロッパの天然ハーブ
現在でも、ヨーロッパでは庭が天然のハーブで覆われている家に住んでいる人々や、天然のハーブの薬効や利用法にとても詳しい人々のことを、尊敬の念を込めて「ハーブ魔女」と呼ぶことがあります。ヨーロッパ中世に何度か流行したペスト(黒死病)の広まりを防いだのはハーブの知識であったといわれています。現代の研究においても天然ハーブの中のセージやマジョラム、ローズマリーなどは天然の抗酸化性が強く、天然の免疫力を高める作用が強いことがわかっています。しかし中世ヨーロッパでは、天然ハーブに造詣が深い人が魔女として弾圧されました。
天然ハーブのその後
キリスト教ではない宗教の人々がハーブの知識を用いて人々を救い、そのことをよく思わないキリスト教会が魔女狩りと称して彼らを弾圧したという説があります。天然ハーブのさまざまな利用法や知識は、ローマから遠く離れておりなおかつローマ教会(カトリック)の影響の比較的少ないイギリスに残りました。現在でもイギリスにほ美しいハーブガーデンが数多く存在しています。そして、さまざまなハーブの知識がイギリスからヨーロッパやアメリカに輸出されています。